自然素材でつくるコンパクトハウス 茨城県水戸エリア ウッドボックス茨城中央店
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2019/07/20 日々の暮らしはもちろん、 家づくりの際には、 「省エネルギー」に配慮した プランや設備・建材を選ぶことは大切です。 そして、太陽光発電システムなどによって エネルギーを生み出す「創エネルギー」や エネルギーをためる「蓄エネルギー」も 注目されています。 「蓄エネルギー」機器として挙げられるのが、 家庭用蓄電池(蓄電システム)です。 災害時の電源確保だけでなく、 節電意識の高まりなどからも 関心は高まってきており、 最近では、メーカー商品にも、 機能や形状などが異なる、 さまざまなタイプが揃ってきました。 持ち運びができる 容量の小さいタイプもありますが、 ここでは、ある程度の容量のある、 定置型の家庭用蓄電システムについて お伝えします。 ◆家庭用蓄電システムの種類 蓄電システムに用いられる蓄電池には、 リチウムイオン蓄電池や鉛蓄電池、 ニッケル・水素電池などがありますが、 家庭用蓄電システムに多くみられるのは リチウムイオン蓄電池でしょう。 リチウムイオンを用いた蓄電システムには、 コンセントにつないで使用する (工事が不要な)タイプと、 配線工事を行い設置するタイプ(系統連系型)に 分けることができます。 コンセントから充電し、蓄電システム本体に コンセントを差し込んで使用するタイプは、 停電時、パソコンや照明などの バックアップとして、 また、電力需要の多い夏場のピークシフト (電力を使用する時間帯をずらし、 電力需要のピーク時の電力消費を抑えること)に 活用することができるでしょう。 配線工事を行タイプ(系統連系型)は、 あらかじめ特定の機器 (冷蔵庫、照明機器、テレビなど)と 蓄電システムを接続しておくことで、 停電時のバックアップが可能です。 ピークシフトはもちろん、 太陽光発電システムとの 連携できるタイプもあります。 最近では、太陽光発電用と蓄電池用の 2つのパワーコンディショナを ひとつにまとめたタイプが流行りです。 ◆メリット 停電時に電化製品を利用でき、 電気料金の節約にも 蓄電システムを用いるメリットは、 電気会社の料金プランによっても異なりますが、 深夜の割安な電力を蓄え、 電力需要のピーク時に使用することで、 電力会社から購入する電力量を 抑えることができることです。 蓄えた電力を、 電気料金の高い時間帯に使うことで、 電気代節約にもつながります。 もちろん、停電時(非常時)に 使用することも可能です。 太陽光発電システムと 連携している場合であれば、 昼間に発電した電気を使用しながら 余剰分を蓄え、夜に使用することも可能です。 足りない分だけ電気を購入すればいいので、 電気代を節約することができるでしょう。 また、停電時には、 太陽光発電システムの自立運転によって 蓄電システムに充電、 昼夜問わず電気を利用すること可能です。 製品によりますが、 停電時に使用する家電製品を 設定しておくことができるタイプもあります。 また、蓄電システムに蓄えた電気と 太陽光で発電した電気を、 HEMS(Home Energy Management System ホーム エネルギー マネジメント システム) などと連動させることで、 より効果的に使用することができるでしょう。 ◆デメリット 蓄電容量に限りがあり、 置くスペースが必要なこと 蓄電池は製品によって蓄電容量は異なり、 小型のものは蓄電容量が少ないため、 使用できる範囲も狭まります。 一般的に家庭で用いられる蓄電容量の目安は、 15kwhまでと言われていますが、 製品的には、1kwhから12kwhまで様々です。 緊急時に必要な機器が 使用できる容量のタイプを選ばなくては 意味がありません。 常に残量を意識しておくことも必要でしょう。 また、リチウムイオン電池は、 充放電回数の寿命を超えると、 蓄電容量が減少し、交換が必要になります。 製品によって、 充放電サイクルの回数や 残存容量が異なるため、 選ぶ際には確認することが大切です。 その他、蓄電システムの設置スペースを 確保しておくことも必要です。 製品やシステムによって 確保するスペースは異なりますが、 屋外用と屋内用があり、 寒冷地や重塩害地域などには 難しいものもみられます。 新築の場合は、 事前にサイズを確認しておきましょう。 最近では、小型のタイプや 壁掛けタイプなどもみられるので、 プランニングもしやすいでしょう。 ◆低価格化も進んでいる。 補助金制度を利用可能 従来に比べ、 家庭用蓄電システムの価格は 低下傾向にありますが、 まだまだ高価なアイテムであることには 変わりありません。 蓄電池の容量やシステム内容などによっても 異なりますが、 蓄電池本体の価格は、大雑把にいうと、 100万円~300万円程度でしょう。 小型のタイプであれば、 100万円以下のものもみられますが、 容量が大きく多機能のものは 400万円以上の製品もあります。 また、本体価格の他に、 配線工事が必要なタイプであれば、 その費用や諸経費などもかかるので、 見積もりの際には注意するようにしましょう。 設置には、 地方自治体よって 補助金制度を設けているところもありますが、 補助金額や条件、 募集期間などは異なります。 自治体によっては 契約前に申請が必要な場合もあるので、 設置を検討しているのであれば、 早めに確認をしましょう。 また、国による、 ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス支援事業 (ZEH)の中で、 補助対象として採択されるZEHに 蓄電システムを導入する場合には、 補助金額が加算されます。 ◆プランニングは慎重に 太陽光発電システムと同時に検討を 家庭用蓄電池を選ぶ際のポイントは、 まず、充電容量です。 容量によって使うことができる 電気量や時間が異なるので、設置する目的や ライフスタイルに適したものを選ぶことです。 合わせて、どのくらい長持ちするのか、 寿命を確認しておくことも大切です。 また、設置スペースに適したサイズか、 太陽光システムを設置している (予定している)場合は、 連携させた場合の効果などを 確認しておきましょう。 もちろん、価格や保証・メンテナンスなども 重要なポイントです。 新築やリフォームでは、 太陽光発電システムと同時に 検討するケースも多いものです。 連携ができるか、 停電時に自立運転に 自動切り替えできるシステムか、 なども確認をしましょう。 電力の買い取り等、 制度の変更などにも注意も必要です。 専門的な部分も多いため、 設置を依頼する場合は、 上記の点をしっかりと説明し、 また、シミュレーションなどを 提示してくれたり、 補助金などの情報を提供してくれる ビルダーなどに依頼しましょう。 最新の製品やシステムを 実際にショールームや モデルハウスなどで確認することも 大切でしょう。 住まいや暮らしの 「省エネ」や「創エネ」「蓄エネ」を 考える時、まずは、断熱性の高い住まいを 実現し、エネルギーを無駄にしない 機器を選ぶことが基本です。 その上で、予算のバランスに配慮しつつ、 エネルギーを創りだす機器やためる機器、 という順序で考えることがポイントです。 家庭用蓄電システムは、 身近な住宅設備機器になりつつありますが、 太陽光発電システムやHEMSなども含め、 間取りプランや暮らし方などを トータルに検討し、 じっくりとプランニングすることが大切です。 それでは、また! 関連記事 - この記事を読んだ方はこちらも読まれています! 「IHクッキングヒーターの種類と特徴!」 「外壁材の種類と特徴&選び方のポイント」 「小さい子供がいる家づくり」 「平屋の魅力と注意点」 「部屋の配色による心理効果」 「間仕切り扉の種類と特徴と選び方」 「コンセントの選び方、5つのポイント」 「狭い部屋を広く見せる工夫」 ≪前の記事 次の記事≫
日々の暮らしはもちろん、 家づくりの際には、 「省エネルギー」に配慮した プランや設備・建材を選ぶことは大切です。
そして、太陽光発電システムなどによって エネルギーを生み出す「創エネルギー」や エネルギーをためる「蓄エネルギー」も 注目されています。
「蓄エネルギー」機器として挙げられるのが、 家庭用蓄電池(蓄電システム)です。
災害時の電源確保だけでなく、 節電意識の高まりなどからも 関心は高まってきており、 最近では、メーカー商品にも、 機能や形状などが異なる、 さまざまなタイプが揃ってきました。
持ち運びができる 容量の小さいタイプもありますが、 ここでは、ある程度の容量のある、 定置型の家庭用蓄電システムについて お伝えします。
◆家庭用蓄電システムの種類 蓄電システムに用いられる蓄電池には、 リチウムイオン蓄電池や鉛蓄電池、
ニッケル・水素電池などがありますが、 家庭用蓄電システムに多くみられるのは リチウムイオン蓄電池でしょう。
リチウムイオンを用いた蓄電システムには、 コンセントにつないで使用する (工事が不要な)タイプと、 配線工事を行い設置するタイプ(系統連系型)に 分けることができます。
コンセントから充電し、蓄電システム本体に コンセントを差し込んで使用するタイプは、 停電時、パソコンや照明などの バックアップとして、 また、電力需要の多い夏場のピークシフト (電力を使用する時間帯をずらし、 電力需要のピーク時の電力消費を抑えること)に 活用することができるでしょう。
配線工事を行タイプ(系統連系型)は、 あらかじめ特定の機器 (冷蔵庫、照明機器、テレビなど)と 蓄電システムを接続しておくことで、 停電時のバックアップが可能です。
ピークシフトはもちろん、 太陽光発電システムとの 連携できるタイプもあります。
最近では、太陽光発電用と蓄電池用の 2つのパワーコンディショナを ひとつにまとめたタイプが流行りです。
◆メリット 停電時に電化製品を利用でき、 電気料金の節約にも
蓄電システムを用いるメリットは、 電気会社の料金プランによっても異なりますが、 深夜の割安な電力を蓄え、 電力需要のピーク時に使用することで、 電力会社から購入する電力量を 抑えることができることです。
蓄えた電力を、 電気料金の高い時間帯に使うことで、 電気代節約にもつながります。
もちろん、停電時(非常時)に 使用することも可能です。
太陽光発電システムと 連携している場合であれば、 昼間に発電した電気を使用しながら 余剰分を蓄え、夜に使用することも可能です。
足りない分だけ電気を購入すればいいので、 電気代を節約することができるでしょう。
また、停電時には、 太陽光発電システムの自立運転によって 蓄電システムに充電、 昼夜問わず電気を利用すること可能です。
製品によりますが、 停電時に使用する家電製品を 設定しておくことができるタイプもあります。 また、蓄電システムに蓄えた電気と 太陽光で発電した電気を、 HEMS(Home Energy Management System ホーム エネルギー マネジメント システム) などと連動させることで、 より効果的に使用することができるでしょう。
◆デメリット 蓄電容量に限りがあり、 置くスペースが必要なこと
蓄電池は製品によって蓄電容量は異なり、 小型のものは蓄電容量が少ないため、 使用できる範囲も狭まります。
一般的に家庭で用いられる蓄電容量の目安は、 15kwhまでと言われていますが、 製品的には、1kwhから12kwhまで様々です。
緊急時に必要な機器が 使用できる容量のタイプを選ばなくては 意味がありません。
常に残量を意識しておくことも必要でしょう。 また、リチウムイオン電池は、 充放電回数の寿命を超えると、 蓄電容量が減少し、交換が必要になります。
製品によって、 充放電サイクルの回数や 残存容量が異なるため、 選ぶ際には確認することが大切です。
その他、蓄電システムの設置スペースを 確保しておくことも必要です。
製品やシステムによって 確保するスペースは異なりますが、 屋外用と屋内用があり、 寒冷地や重塩害地域などには 難しいものもみられます。
新築の場合は、 事前にサイズを確認しておきましょう。
最近では、小型のタイプや 壁掛けタイプなどもみられるので、 プランニングもしやすいでしょう。
◆低価格化も進んでいる。 補助金制度を利用可能
従来に比べ、 家庭用蓄電システムの価格は 低下傾向にありますが、 まだまだ高価なアイテムであることには 変わりありません。
蓄電池の容量やシステム内容などによっても 異なりますが、 蓄電池本体の価格は、大雑把にいうと、 100万円~300万円程度でしょう。
小型のタイプであれば、 100万円以下のものもみられますが、 容量が大きく多機能のものは 400万円以上の製品もあります。
また、本体価格の他に、 配線工事が必要なタイプであれば、 その費用や諸経費などもかかるので、 見積もりの際には注意するようにしましょう。
設置には、 地方自治体よって 補助金制度を設けているところもありますが、 補助金額や条件、 募集期間などは異なります。
自治体によっては 契約前に申請が必要な場合もあるので、 設置を検討しているのであれば、 早めに確認をしましょう。
また、国による、 ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス支援事業 (ZEH)の中で、 補助対象として採択されるZEHに 蓄電システムを導入する場合には、 補助金額が加算されます。
◆プランニングは慎重に 太陽光発電システムと同時に検討を
家庭用蓄電池を選ぶ際のポイントは、 まず、充電容量です。
容量によって使うことができる 電気量や時間が異なるので、設置する目的や ライフスタイルに適したものを選ぶことです。 合わせて、どのくらい長持ちするのか、 寿命を確認しておくことも大切です。
また、設置スペースに適したサイズか、 太陽光システムを設置している (予定している)場合は、 連携させた場合の効果などを 確認しておきましょう。
もちろん、価格や保証・メンテナンスなども 重要なポイントです。
新築やリフォームでは、 太陽光発電システムと同時に 検討するケースも多いものです。
連携ができるか、 停電時に自立運転に 自動切り替えできるシステムか、 なども確認をしましょう。
電力の買い取り等、 制度の変更などにも注意も必要です。
専門的な部分も多いため、 設置を依頼する場合は、 上記の点をしっかりと説明し、 また、シミュレーションなどを 提示してくれたり、 補助金などの情報を提供してくれる ビルダーなどに依頼しましょう。
最新の製品やシステムを 実際にショールームや モデルハウスなどで確認することも 大切でしょう。
住まいや暮らしの 「省エネ」や「創エネ」「蓄エネ」を 考える時、まずは、断熱性の高い住まいを 実現し、エネルギーを無駄にしない 機器を選ぶことが基本です。
その上で、予算のバランスに配慮しつつ、 エネルギーを創りだす機器やためる機器、 という順序で考えることがポイントです。 家庭用蓄電システムは、 身近な住宅設備機器になりつつありますが、 太陽光発電システムやHEMSなども含め、 間取りプランや暮らし方などを トータルに検討し、 じっくりとプランニングすることが大切です。
それでは、また!