自然素材でつくるコンパクトハウス 茨城県水戸エリア ウッドボックス茨城中央店
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2018/11/19 屋根材は、住まいの性能を左右し、 外観デザインにも大きく影響する 住宅建材のひとつです。 分類方法はいくつかありますが、 一般的な戸建住宅で用いられる屋根材で考えると、 粘土系、セメント系、スレート系、金属系の 4種類です。 粘土系には釉系と無釉系、 セメント系はプレスセメント瓦とコンクリート瓦、 スレート系には、セメント系である化粧(彩色) スレートと天然スレート、 金属系には鋼板などがあります。 各メーカーからは、 それぞれの素材の良さを生かしつつ、 独自の工夫を施し、耐候性や耐久性、 耐震性、デザイン性を高めた 数多くの商品が提案されています。 選ぶ際には、一般的な素材の メリット・デメリットを理解した上で、 それぞれの商品特性、特徴を 確認することが大切です。 ◆粘土系(瓦):釉系と無釉系があり 耐久性や断熱性に優れる 通常、瓦(かわら)と言った場合は、 この粘土系(瓦)を指します。 粘土を主原料として混練、成形、焼成したものです。 釉系と無釉系があり、耐久性や耐熱性、 断熱性に優れる屋根材でしょう。 形状、デザインによって 和瓦と洋瓦と分けることもあります。 一般的に、粘土瓦は、他の屋根材に比べて 重量が重いので、 構造など耐震性への適した配慮が必要ですが、 重さがあるため遮音性が高く、 雨音も気にならないのがメリットです。 最近では、軽量化を実現した製品、 ズレや脱落などがしにくい防災瓦などもみられます。 ●釉系 プレス成形した瓦形の素地に 釉薬(ゆうやく)を施した瓦で、 さまざまな色を出せるのが魅力です。 釉薬瓦、塩焼瓦などがあります。 表面の釉薬によって水が浸透しにくく、 耐久性に優れ、退色や変色もないので、 基本的にメンテナンス不要です。 和瓦の形や平形、S形などの製品も豊富で、 和風洋風を問わず、 さまざまな外観デザインの建物に 使用することができるでしょう。 ●無釉系 無釉は表面に釉薬をかけないものです。 いぶし瓦や無釉瓦などがあります。 粘土をプレスし、 釉薬をかけず焼成過程でいぶし、 表面に銀色の炭素膜をつけたいぶし瓦は、 和風の住まいに適しています。 無釉瓦は、ナチュラルな風合いが特徴で、 素地がそのままの素焼瓦(スペイン瓦、琉球瓦など) 粘土以外の物質(金属など)を練り込んだ練込瓦、 ムラのある濃淡が魅力の窯変瓦もあります。 ◆セメント系(瓦):施工性が高いのが特徴。 製造方法で異なる セメントと砂を原料とした瓦です。 樹脂塗料で塗装を施したもので、 施工性が高いのが特徴でしょう。 製造の方法によって分類することができます。 ●プレスセメント瓦 セメントと細骨材(砂)のモルタルが原料の瓦で、 厚形スレートとも呼ばれます。 無塗装品と塗装品があり、釉薬で表面処理を施し、 耐火性能を高めたものが、 施釉(せゆう)セメント瓦です。 和型、平型、S形など形状もさまざまです。 スレート系より材料が厚く、 どっしりとした印象が魅力ですが、 最近では軽量化も図られています。 ●コンクリート瓦 プレスセメント瓦より 細骨材に対するセメントの割合が少ないものです。 立体感のある形状が多いので洋風住宅向いています。 ◆スレート系:セメント系の化粧スレートと 天然スレートがある スレートとは、粘板岩などの薄板のことです。 屋根材としては、 セメント系の彩色スレートと 天然スレートがあります。 ●化粧(彩色)スレート セメントに繊維を混入して強化した 薄い板状の素材です。 天然スレートに模していることから この名称になりました。 (カラーベスト、コロニアルという 商品の名称で呼ばれることもあります) 軽量で施工しやすいのが特徴で、 表面の塗装に工夫を施しより 耐久性や耐候性を高めたもの、 遮熱タイプ、表面に凹凸感を持たせ 自然石の素材感を表現したものなどもみられます。 色やデザインも豊富なことから 普及している素材ですが、 価格は、素材の厚みやデザインなど で大きく異なります。 ●天然スレート 玄昌石などを材料にした本来のスレートです。 退色しない、 黒く艶のある自然の色や素材感が魅力です。 重量のある高価な素材です。 ◆金属系:軽量で加工しやすいのが特徴 加工しやすく軽量、施工性も高いことが特徴で、 複雑な屋根形状にも対応できます。 鋼板と非金属系に分けることができます。 鋼板には、めっきや塗覆装を施したものもあります。 カラーバリエーション豊富ですが、 熱伝導率が高く断熱性が悪いことや 遮音性が低いため雨音が気になることもsります。 最近では、瓦のような形状のもの、 断熱材を裏打ちし断熱性や遮音性を高めた 製品もでています。 既存の屋根の上から重ねて葺くことができる リフォーム向けの商品もみられます。 ●鋼板 平葺きタイプや金属成形瓦など、 機能、デザインともに工夫された 製品が出てきています。 軽量で地震に強く、 水分を吸収しないのが特徴です。 最近多く利用されるのが、 ガルバリウム鋼板です。 アルミニウム・亜鉛合金めっき鋼板のことで、 サビに強く耐久性、耐熱性があります。 表面に、ポリエステル樹脂や フッ素樹脂の塗膜などを施した、 遮熱性を高めた製品、サビや紫外線、 酸性雨に強いタイプなどもあります。 最近では、天然石のチップなどを コーティングするなどして 耐久性とデザイン性を高めたタイプもみられます。 ●非鉄金属 アルミ合金板や銅板などの屋根材です。 銅板は昔から使われている素材です。 ●まとめ さまざまな種類がある屋根材を選ぶ際には、 できる限り、カタログや小さなサンプルではなく、 実物をチェックすることが大切です。 最近では、比較的大きな実物サンプルが 用意されているショールームもあります。 また、モデルハウスで用いられている素材を 参考にしてもいいでしょう。 それでは、また。 関連記事 - この記事を読んだ方はこちらも読まれています! LED照明を考えよう 「トイレの照明におすすめの明るさ」 表札とその歴史! 「緩やかで安全な階段づくりのポイント」 「家庭用蓄電池の種類・特徴・選び方」 「床材の種類と特徴」 「システムキッチンの基礎知識」 「玄関タイルの選び方」 ≪前の記事 次の記事≫
屋根材は、住まいの性能を左右し、 外観デザインにも大きく影響する 住宅建材のひとつです。
分類方法はいくつかありますが、 一般的な戸建住宅で用いられる屋根材で考えると、 粘土系、セメント系、スレート系、金属系の 4種類です。
粘土系には釉系と無釉系、 セメント系はプレスセメント瓦とコンクリート瓦、 スレート系には、セメント系である化粧(彩色) スレートと天然スレート、 金属系には鋼板などがあります。
各メーカーからは、 それぞれの素材の良さを生かしつつ、 独自の工夫を施し、耐候性や耐久性、 耐震性、デザイン性を高めた 数多くの商品が提案されています。
選ぶ際には、一般的な素材の メリット・デメリットを理解した上で、 それぞれの商品特性、特徴を 確認することが大切です。
◆粘土系(瓦):釉系と無釉系があり 耐久性や断熱性に優れる
通常、瓦(かわら)と言った場合は、 この粘土系(瓦)を指します。
粘土を主原料として混練、成形、焼成したものです。 釉系と無釉系があり、耐久性や耐熱性、 断熱性に優れる屋根材でしょう。
形状、デザインによって 和瓦と洋瓦と分けることもあります。
一般的に、粘土瓦は、他の屋根材に比べて 重量が重いので、 構造など耐震性への適した配慮が必要ですが、 重さがあるため遮音性が高く、 雨音も気にならないのがメリットです。
最近では、軽量化を実現した製品、 ズレや脱落などがしにくい防災瓦などもみられます。
●釉系
プレス成形した瓦形の素地に 釉薬(ゆうやく)を施した瓦で、 さまざまな色を出せるのが魅力です。
釉薬瓦、塩焼瓦などがあります。
表面の釉薬によって水が浸透しにくく、 耐久性に優れ、退色や変色もないので、 基本的にメンテナンス不要です。
和瓦の形や平形、S形などの製品も豊富で、 和風洋風を問わず、 さまざまな外観デザインの建物に 使用することができるでしょう。
●無釉系
無釉は表面に釉薬をかけないものです。
いぶし瓦や無釉瓦などがあります。
粘土をプレスし、 釉薬をかけず焼成過程でいぶし、 表面に銀色の炭素膜をつけたいぶし瓦は、 和風の住まいに適しています。
無釉瓦は、ナチュラルな風合いが特徴で、 素地がそのままの素焼瓦(スペイン瓦、琉球瓦など) 粘土以外の物質(金属など)を練り込んだ練込瓦、 ムラのある濃淡が魅力の窯変瓦もあります。
◆セメント系(瓦):施工性が高いのが特徴。
製造方法で異なる
セメントと砂を原料とした瓦です。
樹脂塗料で塗装を施したもので、
施工性が高いのが特徴でしょう。
製造の方法によって分類することができます。
●プレスセメント瓦
セメントと細骨材(砂)のモルタルが原料の瓦で、 厚形スレートとも呼ばれます。
無塗装品と塗装品があり、釉薬で表面処理を施し、 耐火性能を高めたものが、 施釉(せゆう)セメント瓦です。
和型、平型、S形など形状もさまざまです。
スレート系より材料が厚く、 どっしりとした印象が魅力ですが、 最近では軽量化も図られています。
●コンクリート瓦
プレスセメント瓦より 細骨材に対するセメントの割合が少ないものです。
立体感のある形状が多いので洋風住宅向いています。
◆スレート系:セメント系の化粧スレートと 天然スレートがある
スレートとは、粘板岩などの薄板のことです。
屋根材としては、 セメント系の彩色スレートと 天然スレートがあります。
●化粧(彩色)スレート
セメントに繊維を混入して強化した 薄い板状の素材です。
天然スレートに模していることから この名称になりました。 (カラーベスト、コロニアルという 商品の名称で呼ばれることもあります)
軽量で施工しやすいのが特徴で、 表面の塗装に工夫を施しより 耐久性や耐候性を高めたもの、 遮熱タイプ、表面に凹凸感を持たせ 自然石の素材感を表現したものなどもみられます。
色やデザインも豊富なことから 普及している素材ですが、 価格は、素材の厚みやデザインなど で大きく異なります。
●天然スレート
玄昌石などを材料にした本来のスレートです。
退色しない、 黒く艶のある自然の色や素材感が魅力です。
重量のある高価な素材です。
◆金属系:軽量で加工しやすいのが特徴
加工しやすく軽量、施工性も高いことが特徴で、 複雑な屋根形状にも対応できます。
鋼板と非金属系に分けることができます。
鋼板には、めっきや塗覆装を施したものもあります。
カラーバリエーション豊富ですが、 熱伝導率が高く断熱性が悪いことや 遮音性が低いため雨音が気になることもsります。
最近では、瓦のような形状のもの、 断熱材を裏打ちし断熱性や遮音性を高めた 製品もでています。
既存の屋根の上から重ねて葺くことができる リフォーム向けの商品もみられます。
●鋼板 平葺きタイプや金属成形瓦など、 機能、デザインともに工夫された 製品が出てきています。
軽量で地震に強く、 水分を吸収しないのが特徴です。
最近多く利用されるのが、 ガルバリウム鋼板です。
アルミニウム・亜鉛合金めっき鋼板のことで、 サビに強く耐久性、耐熱性があります。
表面に、ポリエステル樹脂や フッ素樹脂の塗膜などを施した、 遮熱性を高めた製品、サビや紫外線、 酸性雨に強いタイプなどもあります。
最近では、天然石のチップなどを コーティングするなどして 耐久性とデザイン性を高めたタイプもみられます。
●非鉄金属
アルミ合金板や銅板などの屋根材です。
銅板は昔から使われている素材です。
●まとめ さまざまな種類がある屋根材を選ぶ際には、 できる限り、カタログや小さなサンプルではなく、 実物をチェックすることが大切です。
最近では、比較的大きな実物サンプルが 用意されているショールームもあります。
また、モデルハウスで用いられている素材を 参考にしてもいいでしょう。
それでは、また。