自然素材でつくるコンパクトハウス 茨城県水戸エリア ウッドボックス茨城中央店
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2019/06/22 ◆住まいの寿命に関わり、 印象も左右する外壁(外装)材 外装材は、住まいの印象を左右し、 周辺の街並みにも影響を与えるものです。 もちろん、風雨や雪、火災、紫外線などから 建物を守り、住まいの寿命にも関わる 重要な建材なので、 耐候性や耐水性、耐火性、耐久性などに、 充分な配慮し選ぶことが大切です。 一戸建てに用いられる外装材は さまざまな種類がありますが、 施工方法によって、 乾式工法と湿式工法に 分類することができます。 乾式工法は、釘やネジ、ボルトなどで 取り付けるものです。 湿式工法は左官工事、コンクリートを 用いるなど水分を使う工法のことです。 一般的な住宅では、 湿式工法に比べ工期が短く施工性が高い、 サイディングなどの乾式工法を 用いるケースが多くなっています。 湿式工法は、手間はかかりますが、 味わいのある仕上げとなることが 魅力でしょう。 ◆主な外壁(外装)材の種類と特徴 一般的な戸建住宅に用いられる 主な外壁(外装)材は、 サイディング(ボード)、 モルタル・塗壁、タイル、 ALCなどがあります。 現在、多く用いられているのは サイディングです。 企画型商品の標準仕様となっていること、 商品バリエーションが豊富なこと、 施工性が高いことなどが理由でしょう。 ●サイディング 窯業系、金属系、樹脂系、木質系に 分類される 工場生産されたボード状の建材である サイディングは、 耐火性や耐久性などに優れている外装材です。 工場生産のため品質が均一で、 比較的低価格な商品から 性能を高めた高価な商品まで、 バリエーションが豊富なのが特徴でしょう。 下地の合板に打ちつけていくだけと、 施工性が高いのも魅力です。 サイディングは、 窯業系、金属系、樹脂系、木質系などに 分類することができます。 窯業系サイディングは、 セメントなどを原料とし、 繊維質原料を加え成型し板状としたものです。 金属系サイディングは、 塗装ガルバリウム鋼板、 アルミニウム合金塗装板などを表面材とし、 裏面材やしん材で構成された建材です。 樹脂系は塩化ビニル樹脂が主な素材、 木質系サイディングは、 天然木に塗装や表面処理などをしたものです。 多く用いられている窯業系や金属系などには、 多彩な表面デザインがみられ、 石積調やタイル調、木目調などが揃っています。 また、表面の塗装などに工夫を施して、 汚れにくく、メンテナンスを楽にしたタイプ、 既存の外壁の上に貼り付けることができる リフォーム向けの商品などもみられます。 ●モルタル・塗壁 素材や仕上げによって さまざまな表情が生まれる モルタル(吹付仕上げ塗材)は、 セメントと砂、混和材を混ぜ、 水を加えて練ったモルタルを下地に 樹脂系の素材などを塗装とする方法です。 仕上げは、樹脂系の素材を吹き付けたり、 コテやローラーなどで 多様な模様を施したものがみられます。 仕上げの方法によって さまざまな表情が生まれるのが 大きな魅力でしょう。 また、最近は健康住宅への 関心の高まりや環境への配慮から、 塗壁など自然素材の塗壁も注目されています。 塗壁は、消石灰を主材料としたもので、 吸放湿性能が優れ、 カビや細菌も発生しにくい素材です。 ●タイル 色落ちや劣化の心配も少ない。 乾式工法が普及 粘土を主原料に各種の鉱物を混ぜて 板状に成形し、焼成した素材です。 外壁だけではなく、 床や内装にも用いられるおなじみの素材です。 焼き方や吸水率の違いなどで、 磁器質、せっ器質、陶器質に分けられますが、 外装材に主に用いられるのは、 水分を吸収しにくい磁器質やせっ器質です。 耐候性、耐久性、耐火性に優れているのが 特徴です。 汚れがつきにくく、 色落ちや劣化の心配も少ないため、 メンテナンスが殆ど必要ないことも魅力です。 商品によっては、汚れを付きにくくし、 雨水によって汚れを 流れ落ちやすくする機能などを持たせた タイプもみられます。 コスト的には、他の素材に比べて 高めといえるでしょう。 また、タイルの施工方法には、 湿式工法と乾式工法があります。 以前は湿式工法が主流でしたが、 最近では、下地材に専用の金具やボンドなどで 引っ掛けたり、 留め付ける乾式工法が普及しています。 施工が容易で、 剥離や落下の心配がないのが特徴です。 既存の壁の上に貼り付けることができたり、 軽量化することで 躯体への負担を軽減するなどした リフォーム向けの商品もみられます。 ●ALC(パネル) 軽量で耐火性能が高い ALC は、 Autoclaved Lightweight Concreteの略で、 軽量気泡コンクリートの一種です。 石灰質材料とけい酸質材料を微粉末にして 水と混ぜ、ガス発生剤を添加して気泡をつくり、 固まった後に高温高圧で 養成して硬化させたものです。 軽量で、耐火性能が高く、 加工が簡単という特徴もあります。 ◆耐候性や耐久性などに配慮して。 ショールームで実物を確認しましょう 外壁(外装)材は、 建築するエリアや地域特性 (法的な問題はもちろん、 寒冷地や沿岸地域、幹線道路沿いなどの 環境も含め)、 構造や予算などに大きく関係する建材なので、 早めに設計担当者と相談することです。 新築の場合は、設備建材の中でも、 比較的早くに決定する必要があるアイテムです。 選ぶ際には、 外観のデザインイメージ、 周辺環境などとの調和にも配慮したいものです。 屋根の形状や色、 窓やベランダなどの配置などとの コーディネートだけでなく、 周辺の建物や街路樹など、 街並みに馴染むような素材、色柄を 選ぶことも大切でしょう。 素材のデザインや色味は、 カタログや小さな見本サンプルだけでなく、 ショールー ムやモデルハウスなどで、 実際の素材感を確認することです。 イメージをつかむために、 外観仕上げのシミュレーションができる メーカーのホームページを利用しても いいでしょう。 ◆修理やメンテナンス費用なども考慮して選ぶ 外壁材だけに限りませんが、 住まいは施工が完了すれば終わり、 ではありません。 年を経るごとに メンテナンスや修理、リフォームが 必ず必要になります。 特に外壁材は、 住まいの性能にも大きく関わるため、 日々のお手入れ方法や 定期的な点検方法、メンテナンス費用、 保証など、事前に確認し、 長期的な視野で選ぶことが重要です。 それでは、また! 関連記事 - この記事を読んだ方はこちらも読まれています! 「天井材の種類と特徴&選び方のポイント」 「屋根材の種類と特徴」 「狭い部屋を広く見せる工夫」 「小さい家に住むメリット」 「玄関タイルの選び方」 「平屋の魅力と注意点」 「間仕切り扉の種類と特徴と選び方」 「2階リビングのメリットとデメリット!」 ≪前の記事 次の記事≫
◆住まいの寿命に関わり、 印象も左右する外壁(外装)材
外装材は、住まいの印象を左右し、 周辺の街並みにも影響を与えるものです。
もちろん、風雨や雪、火災、紫外線などから 建物を守り、住まいの寿命にも関わる 重要な建材なので、 耐候性や耐水性、耐火性、耐久性などに、 充分な配慮し選ぶことが大切です。
一戸建てに用いられる外装材は さまざまな種類がありますが、 施工方法によって、 乾式工法と湿式工法に 分類することができます。
乾式工法は、釘やネジ、ボルトなどで 取り付けるものです。
湿式工法は左官工事、コンクリートを 用いるなど水分を使う工法のことです。
一般的な住宅では、 湿式工法に比べ工期が短く施工性が高い、 サイディングなどの乾式工法を 用いるケースが多くなっています。
湿式工法は、手間はかかりますが、 味わいのある仕上げとなることが 魅力でしょう。
◆主な外壁(外装)材の種類と特徴
一般的な戸建住宅に用いられる 主な外壁(外装)材は、 サイディング(ボード)、 モルタル・塗壁、タイル、 ALCなどがあります。
現在、多く用いられているのは サイディングです。
企画型商品の標準仕様となっていること、 商品バリエーションが豊富なこと、 施工性が高いことなどが理由でしょう。
●サイディング 窯業系、金属系、樹脂系、木質系に 分類される
工場生産されたボード状の建材である サイディングは、 耐火性や耐久性などに優れている外装材です。
工場生産のため品質が均一で、 比較的低価格な商品から 性能を高めた高価な商品まで、 バリエーションが豊富なのが特徴でしょう。
下地の合板に打ちつけていくだけと、 施工性が高いのも魅力です。
サイディングは、 窯業系、金属系、樹脂系、木質系などに 分類することができます。
窯業系サイディングは、 セメントなどを原料とし、 繊維質原料を加え成型し板状としたものです。
金属系サイディングは、 塗装ガルバリウム鋼板、 アルミニウム合金塗装板などを表面材とし、 裏面材やしん材で構成された建材です。
樹脂系は塩化ビニル樹脂が主な素材、 木質系サイディングは、 天然木に塗装や表面処理などをしたものです。
多く用いられている窯業系や金属系などには、 多彩な表面デザインがみられ、 石積調やタイル調、木目調などが揃っています。
また、表面の塗装などに工夫を施して、 汚れにくく、メンテナンスを楽にしたタイプ、 既存の外壁の上に貼り付けることができる リフォーム向けの商品などもみられます。
●モルタル・塗壁 素材や仕上げによって さまざまな表情が生まれる
モルタル(吹付仕上げ塗材)は、 セメントと砂、混和材を混ぜ、 水を加えて練ったモルタルを下地に 樹脂系の素材などを塗装とする方法です。
仕上げは、樹脂系の素材を吹き付けたり、 コテやローラーなどで 多様な模様を施したものがみられます。
仕上げの方法によって さまざまな表情が生まれるのが 大きな魅力でしょう。
また、最近は健康住宅への 関心の高まりや環境への配慮から、 塗壁など自然素材の塗壁も注目されています。
塗壁は、消石灰を主材料としたもので、 吸放湿性能が優れ、 カビや細菌も発生しにくい素材です。
●タイル 色落ちや劣化の心配も少ない。 乾式工法が普及
粘土を主原料に各種の鉱物を混ぜて 板状に成形し、焼成した素材です。
外壁だけではなく、 床や内装にも用いられるおなじみの素材です。
焼き方や吸水率の違いなどで、 磁器質、せっ器質、陶器質に分けられますが、 外装材に主に用いられるのは、 水分を吸収しにくい磁器質やせっ器質です。
耐候性、耐久性、耐火性に優れているのが 特徴です。
汚れがつきにくく、 色落ちや劣化の心配も少ないため、 メンテナンスが殆ど必要ないことも魅力です。
商品によっては、汚れを付きにくくし、 雨水によって汚れを 流れ落ちやすくする機能などを持たせた タイプもみられます。
コスト的には、他の素材に比べて 高めといえるでしょう。
また、タイルの施工方法には、 湿式工法と乾式工法があります。 以前は湿式工法が主流でしたが、 最近では、下地材に専用の金具やボンドなどで 引っ掛けたり、 留め付ける乾式工法が普及しています。
施工が容易で、 剥離や落下の心配がないのが特徴です。
既存の壁の上に貼り付けることができたり、 軽量化することで 躯体への負担を軽減するなどした リフォーム向けの商品もみられます。
●ALC(パネル) 軽量で耐火性能が高い
ALC は、 Autoclaved Lightweight Concreteの略で、 軽量気泡コンクリートの一種です。
石灰質材料とけい酸質材料を微粉末にして 水と混ぜ、ガス発生剤を添加して気泡をつくり、 固まった後に高温高圧で 養成して硬化させたものです。
軽量で、耐火性能が高く、 加工が簡単という特徴もあります。
◆耐候性や耐久性などに配慮して。 ショールームで実物を確認しましょう
外壁(外装)材は、 建築するエリアや地域特性 (法的な問題はもちろん、 寒冷地や沿岸地域、幹線道路沿いなどの 環境も含め)、 構造や予算などに大きく関係する建材なので、 早めに設計担当者と相談することです。
新築の場合は、設備建材の中でも、 比較的早くに決定する必要があるアイテムです。
選ぶ際には、 外観のデザインイメージ、 周辺環境などとの調和にも配慮したいものです。
屋根の形状や色、 窓やベランダなどの配置などとの コーディネートだけでなく、 周辺の建物や街路樹など、 街並みに馴染むような素材、色柄を 選ぶことも大切でしょう。
素材のデザインや色味は、 カタログや小さな見本サンプルだけでなく、 ショールー ムやモデルハウスなどで、 実際の素材感を確認することです。
イメージをつかむために、 外観仕上げのシミュレーションができる メーカーのホームページを利用しても いいでしょう。
◆修理やメンテナンス費用なども考慮して選ぶ
外壁材だけに限りませんが、 住まいは施工が完了すれば終わり、 ではありません。
年を経るごとに メンテナンスや修理、リフォームが 必ず必要になります。
特に外壁材は、 住まいの性能にも大きく関わるため、 日々のお手入れ方法や
定期的な点検方法、メンテナンス費用、 保証など、事前に確認し、 長期的な視野で選ぶことが重要です。
それでは、また!