自然素材でつくるコンパクトハウス 茨城県水戸エリア ウッドボックス茨城中央店
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2019/12/28 快適な住まいは、間取りはもちろん、 設備機器など各部分が総合されることによって できあがります。 そこで、意外に重視されていないのが 住まいの温熱環境です。 温熱環境を一定に保つには、 断熱を適切に行うことですが、 断熱材は壁の中に入って目に見えないので、 なかなか考えつきません。 断熱には外断熱と内断熱がありますが、 それぞれの特徴を比較してみます。 ◆外断熱の特徴 外断熱は熱容量の大きい建物の 外側に断熱層を設け、 建物を外気から断熱する方法です。 断熱材が構造物(柱や間柱)よりも外側にあり、 次のような特徴があります。 •断熱材は外壁仕上げ材のすぐ裏に設置される •建物全体を断熱材で包む •防湿性が高い •建築コストが割高 •C値(※)は2平方センチメートル程度 ※C値とは、床面積1平米当たりの隙間面積を 数値化した気密性能を示す値です。 小さい数値ほど隙間がないことを示す。 ◆外断熱工法のメリット・デメリット。 結露に強いが適切な換気が必要 ■外断熱工法のメリット ・結露がおきにくい ・構造体を覆うため気密性が高くなる ・柱などの構造体が保護されることになるので痛みにくい ■外断熱工法のデメリット ・工事費が多少高い ・外壁が厚くなるので、敷地廻りに余裕がほしい ・断熱材の上から外壁材を留めるので、 地震などの時多少不安 ・高気密高断熱になりやすいので換気計画が必要 ◆内断熱の特徴 内断熱は構造物(柱や間柱)よりも 内側にあるものをいいます。 柱と柱(または間柱)の間に 断熱材を挟み込む工法が一般的で、 次のような特徴があります。 •断熱材は柱や間柱の隙間に入れられる •建物の軸組や構造材の部分は全く断熱されない •軸組や構造材に湿気ができることもある •建築コストは一般的 •C値は8平方センチメートル程度 ◆内断熱工法のメリット・デメリット。 費用は安いが気密性は並み ■内断熱工法のメリット •工事費は外断熱より安い •外壁は厚くならない •施工が容易である ■内断熱工法のデメリット •施工が悪いと結露が起きやすい •気密性は外断熱よりは悪い •コンクリート造か木造かによって差がでる ◆外断熱か内断熱を選ぶなら、 防湿と予算・地域を考えること! ■断熱性や気密性は外断熱が優れている 断熱性能や気密性能を数値の観点でみると、 外断熱が優れています。 従来の戸建て住宅では、 一般的な断熱方法は内断熱でした。 では内断熱は時代遅れの工法なのでしょうか。 そうではありません。 地域によって外断熱と内断熱を 使い分けるとよいのです。 北海道や東北などの寒冷地では 外断熱が有効に働くでしょう。 本州では内断熱でも問題ありません。 ただ施工性が悪いと、 壁内で結露を起こす恐れがあります。 「外断熱」か「内断熱」かを 決める判断は工法も大切ですが、 どんな断熱材を入れるかによって違ってきます。 予算はもちろんビルダー担当者と 相談しながら総合的に決めてください。 特に室内での「暑さ」「寒さ」は 個人差があるので、 快適さの基準は明確にしておくことです。 快適なお住まいを求めるには、 断熱材を選ぶことも重要な要素の一つです。 それでは、また! 関連記事 - この記事を読んだ方はこちらも読まれています! 「子育て世代のための設備と建材」 外観デザインの種類! 「狭い部屋を広く見せる工夫」 「外壁材の種類と特徴&選び方のポイント」 「家庭用蓄電池の種類・特徴・選び方」 「ドアホン・インターホンの種類と特徴」 「コンセントの選び方、5つのポイント」 「タンクレストイレのメリットとデメリット」 ≪前の記事
快適な住まいは、間取りはもちろん、 設備機器など各部分が総合されることによって できあがります。
そこで、意外に重視されていないのが 住まいの温熱環境です。
温熱環境を一定に保つには、 断熱を適切に行うことですが、 断熱材は壁の中に入って目に見えないので、 なかなか考えつきません。
断熱には外断熱と内断熱がありますが、 それぞれの特徴を比較してみます。
◆外断熱の特徴
外断熱は熱容量の大きい建物の 外側に断熱層を設け、 建物を外気から断熱する方法です。
断熱材が構造物(柱や間柱)よりも外側にあり、 次のような特徴があります。
•断熱材は外壁仕上げ材のすぐ裏に設置される
•建物全体を断熱材で包む
•防湿性が高い
•建築コストが割高
•C値(※)は2平方センチメートル程度
※C値とは、床面積1平米当たりの隙間面積を 数値化した気密性能を示す値です。 小さい数値ほど隙間がないことを示す。
◆外断熱工法のメリット・デメリット。
結露に強いが適切な換気が必要
■外断熱工法のメリット
・結露がおきにくい
・構造体を覆うため気密性が高くなる
・柱などの構造体が保護されることになるので痛みにくい
■外断熱工法のデメリット
・工事費が多少高い
・外壁が厚くなるので、敷地廻りに余裕がほしい
・断熱材の上から外壁材を留めるので、 地震などの時多少不安
・高気密高断熱になりやすいので換気計画が必要
◆内断熱の特徴
内断熱は構造物(柱や間柱)よりも 内側にあるものをいいます。
柱と柱(または間柱)の間に 断熱材を挟み込む工法が一般的で、 次のような特徴があります。
•断熱材は柱や間柱の隙間に入れられる
•建物の軸組や構造材の部分は全く断熱されない
•軸組や構造材に湿気ができることもある
•建築コストは一般的
•C値は8平方センチメートル程度
◆内断熱工法のメリット・デメリット。
費用は安いが気密性は並み
■内断熱工法のメリット
•工事費は外断熱より安い
•外壁は厚くならない
•施工が容易である
■内断熱工法のデメリット
•施工が悪いと結露が起きやすい
•気密性は外断熱よりは悪い
•コンクリート造か木造かによって差がでる
◆外断熱か内断熱を選ぶなら、
防湿と予算・地域を考えること!
■断熱性や気密性は外断熱が優れている
断熱性能や気密性能を数値の観点でみると、 外断熱が優れています。
従来の戸建て住宅では、 一般的な断熱方法は内断熱でした。
では内断熱は時代遅れの工法なのでしょうか。 そうではありません。
地域によって外断熱と内断熱を 使い分けるとよいのです。
北海道や東北などの寒冷地では 外断熱が有効に働くでしょう。
本州では内断熱でも問題ありません。
ただ施工性が悪いと、 壁内で結露を起こす恐れがあります。
「外断熱」か「内断熱」かを 決める判断は工法も大切ですが、 どんな断熱材を入れるかによって違ってきます。
予算はもちろんビルダー担当者と 相談しながら総合的に決めてください。
特に室内での「暑さ」「寒さ」は 個人差があるので、 快適さの基準は明確にしておくことです。
快適なお住まいを求めるには、 断熱材を選ぶことも重要な要素の一つです。
それでは、また!