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住宅コラム

「タンクレストイレのメリットとデメリット」

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家族が日々使用するトイレは、
身近な設備機器のひとつです。

住宅用のトイレには、
いくつかのタイプがありますが、
タンクの有無によって、
タンク式とタンクレスに
分けることができます。

タンク式とは、便器と便座、
水をためておくタンクを
組み合わせたものです。

タンクレストイレは、
タンクは用いず、
便器と便座のみのタイプです。

家づくりの際には、
便器と便座を組み合わせたタンク式と
タンクレストイレと
どちらを選ぶか悩む方も多いでしょう。

最近では、
各メーカーからさまざまな工夫を施した
タンクレストイレ商品も提案されており、
タンクレスを検討するケースも
増えてきているようです。

それぞれに
メリットデメリットがあるので、
特徴を理解して選ぶことが大切です。

◆タンクレストイレ、5つのメリット

①連続して水を流すことが可能

一般的にタンク式トイレの場合、
タンクに貯めた水を利用するので、
水が貯まるまで洗浄することができませんが、
タンクレスの場合、水道直結方式なので、
連続して水を流すことが可能です。

②節水機能も高い

メーカーや商品にもよりますが、
タンク式に比べ節水性を高めた
商品がみられます。

各メーカー独自の技術を取り入れ、
少ない水で汚物を排出可能なタイプが
揃っています。

③空間が広々とする

タンクがないため、
空間を広く使うことができるのも特徴です。

タンク分の奥行が広がり、
高さもないので、
限られたスペースでも設置しやすいでしょう。

④インテリア性が高い

タンクレストイレの
デザイン性は高まっており、
各メーカーから形状やカラ―に
こだわったタイプが提案されています。

モノトーン系の色合いや
便蓋にカラーバリエーションを
揃えたものまで、
選び方によって、
心地よく個性的な空間づくりが
楽しめるでしょう。

⑤すっきりとしているので、掃除がしやすい

タンクが無く、
機器自体の凸凹や継ぎ目などが少ないので、
掃除がしやすいのもメリットです。

すっきりしているので、
空間の床や壁の掃除などもしやすいでしょう。

◆タンクレストイレ、5つのデメリット

①手洗い器が必要になる

タンク式の場合、
手洗い付きのタンクを選べば、
別に手洗い器を設けなくても
不便はありません。

しかし、タンクレスの場合は
設置する必要があります。

メーカーや商品によっては、
便器とトータルにコーディネートできる
手洗い器付きの収納キャビネット、
空間を有効に使用できる
タンクレス専用の手洗器を揃えている
タイプもみられます。

②温水洗浄便座だけを取り替えられない

タンクレストイレは、便座一体型なので、
便座だけを取り替えることができません。

③停電時の使い勝手に注意

タンク式と異なり、
洗浄水は電気が無いと流れません。

停電時には手動などで流すことになりますが、
水を補充する必要があります。

商品によっては、
乾電池などで
動かすことができるタイプもあります。

④水圧を事前に確認する必要も

タンクレスでも、
一般のタンク式と同じ条件での使用が
可能なタイプが揃っていますが、
リフォームの場合など、
条件によっては難しいケースもあります。

設置できるかどうか、
事前に設計担当者に
確認するようにしましょう。

⑤タンク式に比べると価格が高い

メーカーや商品、
搭載されている機能や性能によりますが、
一般的に、タンク式トイレに比べて
価格の高い商品が多いでしょう。

ただ、タンク式でも
高機能の温水洗浄便座を
組み合わせるなどすれば、
価格は高くなり、
低価格のタンクレスと変わらない、
もしくは高い場合もみられます。

◆タンクレストイレのプランニングの注意点

タンクレストイレを取り入れる場合は、
便器と同時に手洗器のプランを
検討することがポイントです。

トイレ内での動き方を考慮して、
それぞれのレイアウトを検討することが
大切です。

また、プランニングにもよりますが、
タンク式に比べると
壁面が広く感じることがあります。

壁紙の用い方など、
個性的なコーディネートを
楽しむこともできます。

タンクレストイレに限りませんが、
最近では、リフォーム向けの商品も
増えてきています。

一日程度で交換も可能なトイレなど
揃っているので、
条件に合わせて取り入れてみても
いいでしょう。

◆ショールームで実物の確認を

トイレ機器を選ぶ際には、
必ずショールームで確認することが基本です。

最新の機器だけでなく、
トイレスペースの中でのボリュームなどを
確認できるような空間展示としたり、
実際に水の流れなどを確認できるコーナーを
設けたショールームも増えてきています。

各メーカーそれぞれ特徴があるので、
実際座ってみたり操作するなどして、
水の流れ方や洗浄方法、
掃除のしやすさなどを
チェックするようにしましょう。

また、ショールームによっては、
実際のトイレに新商品を
設置している場合もあります。

機会があれば使用し、
新しい性能や機能の使い勝手を
確認するのもおすすめです。

それでは、また!

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